2009年12月21日月曜日

洗堰緑地のおやちゃいたち・・・

痛いほど寒い中、見上げると空がとってもキレイ・・・
そんな季節がきましたね。
イベントから2ヶ月・・・植えた種たちはどうなったでしょうか?

こうなりました! 円を描くようにして芸術的に蒔かれた種たち・・・

うっとりするような美的な模様を描いて’おやちゃい’たちはすくすくと育っていました◎

ちなみに・・・’おやちゃい’とは、生産性を求めていないお野菜のこと。

生産性でなく、お野菜を虫が食べて、虫を大きな虫が食べて、鳥が食べて、私達が食べて・・・そんな、いきものとのつながりを感じるためのお野菜を、このプロジェクトで’おやちゃい’と名づけました☆

こんなに大きくなって、とってもおいしそう。

人間も感じるんだから、他のいきものたちにとっても魅力的でしょう☆

これからどんないきものがみつけられるか楽しみです♪

すぐ隣には池のビオトープ・・・

おやちゃいプロジェクトのモデル地区、貴船学区とは違った水辺の環境の中で、

どんなことが起こるのか?

とっても楽しみですね☆








12月19日 めぐみ祭の前に・・・

しんしん初雪の降った朝・・・
1月に催される’おやちゃいプロジェクト’「収穫祭」改め「めぐみ祭」!
虫さんや鳥さんが食べたり食べられたり・・・そんな生きもののつながりの中心にいるおやちゃい。
その自然の恵みをちょっといただいて人間も仲間だと感じちゃおう!というイベントです。
その前イベントが今月の19日に貴船学区の3箇所で行われました。

おやちゃいを触ったり、虫さんを探したり・・・
あ!
虫さんの食べた穴をみつけた子どもたち。
1月にこのおやちゃいを食べると
虫さんとキスすることになるんだよって長谷川先生。
えー!!!といいながらも、なんだか笑顔の子どもたち。
希望がみえた瞬間でした◎
おやちゃいのウネに入って、おやちゃいと一体になったり・・・
そして、最後は虫さんのことを知る青空講座も行いました。
お野菜を作る方にとっては天敵の虫たち・・・
けれど、そんな虫たちも生きる意味がある。
生きものはみんな支えあっている。
そんなことを感じてもらうプログラムになりました。
最後は、クリスマス前ということで、リースづくり♪
実はリースって、「永遠」っていう意味があるんですって。
「終わりがない」
「ずっとつながる」
生きものの環・・・
そんなことを表すリースをつくりました☆
1月に虫さんとキスするめぐみ祭を
おたのしみに~!




12月のおやちゃいたち・・・片塚公園編

ここは朝も早い片塚公園・・・

おや?


ゴミ袋を持っている方が見えますか?

そうです。今日は月に2回の清掃活動の日だったのです。

みなさん一生懸命ゴミや落ち葉を拾って公園をきれいにしていました。 beforeがないのでafterだけだとわかりづらいですが・・・ピカピカです☆

公園も地域の人たちみんなで守られているものですね。

けれど、いつか落ち葉が気にならない、落ち葉を拾わなくてもいい

ふかふかなステキな公園ができたらいいなあ・・・って思いました。

けど朝の掃除はきもちいいです☆

年末の大掃除、がんばりましょう!




12月のおやちゃいたち・・・貴船小学校編

メルヘンなおやちゃいの空間へようこそ☆

ここは、トワイライトスクールの子どもたちが中心となって種まきした空間なので、

まあるかったりニコちゃんマークだったり・・・おやちゃいたちの模様が自由に描かれています。

そして、ウネもうねうね(笑

子供たちが自由に描いたウネとまあるいおやちゃいと虫さんと・・・

おとぎの国の花壇みたいじゃないですか?

そんなおとぎのおやちゃい達の中で、ちょっと遅く芽を出したこも・・・

こんなに寒いのによく頑張って芽を出してくれたね。って声をかけざるを得ませんでした、

そんなメルヘンおやちゃいを支えてくれているのは、地元の方。
まだ人もまばらな休日の朝早くから、虫さん探しやおやちゃいチェックをしてくれていました。
本当にありがとうございます><*

地元の方と子供たちの笑い声が、
今日も貴船小学校のメルヘンなおやちゃいたちを支えています・・・

12月のおやちゃいたち・・・町田公園編

おやちゃいの森にようこそ☆


冬になり、虫さんがいなくなった・・・ように見えますが!

葉っぱの裏や落ち葉に隠れて実はたくさんのいきものがすんでいる。

どんなに上手に隠れても♪

まあるい穴が残ってる♪

葉っぱもすっかり落ちて冬まっただ中の町田公園

色の少ない冬の中、おやちゃいたちは青々と

町田公園をにぎやかにしています。。。

そして、こんなに寒いのに、大きな葉っぱに抱かれて新たな命も。。。

おやちゃいたちは今日もがんばって生きています。

いろんな生きものたちとつながって・・・





2009年11月25日水曜日

おやサイの勉強にいってきました!

先日、おやちゃいプロジェクトでお世話になっている、
園芸家の加藤先生の畑へ、
お野菜(今回は、おやちゃいでなくおやサイです☆)の勉強に行ってきました。
やはり、おやちゃいを語る以上は、お野菜の勉強もしなければ・・・
ということで、行かせていただいたのですが、うーん、広い!
とにかく畑がとっても広くて、管理するのだけでもとても大変だろうなあと思いました。
ご本人もそうおっしゃっていました。

農家の方は、それをお仕事にしていらっしゃるから、それはそれはとても力と時間をかけておられるのだろうなあ、と痛感しました。

そして・・・おやサイは収穫も奥が深い!


みなさん知っていましたか?
あのスーパーなどに並ぶとてもキレイなお野菜の背景・・・

ホウレン草の場合・・・

まず、土にカマを入れて、根っこから切ります。
こんな感じです↓
そして、根っこをハサミで切り、小さな芽や、虫食いなどの葉っぱを取り除きます。
こんな感じです↓
そうすると、みてください!こんなにキレイになりました☆
じつはまだまだ序の口で、今回はこれで終わりましたが、本来は、これからまた、土をキレイに取り除き、洗って、束にして、出荷するのだそうです。。。
すごく大変ですね。
・・・わたしたちは、本当にそんなにキレイなお野菜が必要なのでしょうか?
そして、取り除いた葉っぱは、どれもちゃんと食べられるものばかり・・・
「もったいない」と思ってしまう私は間違っているのか。。。


今回行かせていただいて、改めて、農家の方々、お野菜をつくっている方々の苦労が、少しだけですが、身にしみて感じました。
そして、こんなキレイな野菜を求め、それを当たり前と思ってしまっている自分、世の中に疑問を感じました。
お野菜はとれたてがおいしい!
土つきは新鮮な証!
虫食いは虫が食うほどおいしいっていうこと!
キレイな野菜より安全な野菜!
そんなふうに、気持ちが変わっていっている時代だと思います。
もっともっとこの「おやちゃいプロジェクト」でも気持ちを高めて、
少しでも農家の方の負担、「もったいないmottainai」をなくしていけたらと強くおもいました。

















小学校のおやちゃいたちのその後・・・

秋も深まってきましたね。
もう冬がすぐそこまできているのを感じます。
みなさんどうお過ごしですか?


さて、ハロウィーンの日に種まきをした貴船小学校のおやちゃいたち・・・
この寒い日が続く中、ちゃんと育ってくれているのか?
不安ちょっと期待いっぱいでみにいきました。
すると・・・

こんなにしっかり芽を出してくれていました☆

一安心一安心。

でも寒いからか、野草がなかなか芽を出してくれず、少し寂しい・・・
でもこれが寒い季節の証なんですよね。
次の週にみにいくと・・・
もうこんなに大きくなっていました◎
落ち葉に囲まれて、なんだかあったかそう。
落ち葉のゆりかごに守られて、この厳しい冬を乗り越えていってほしいです。
みなさんも見守ってください。
おやちゃいも落ち葉たちのゆりかごになってました♪








2009年11月9日月曜日

公園のおやちゃいたちのその後・・・

あらから1ヶ月半・・・おやちゃいたちはどうなったでしょうか?

なんと・・・こうなりました!

野草まるけ!?いえいえ、でもちゃんとスクスクとおやちゃいたちは育っていますよ。 また、今、ようやく芽を出したおやちゃいもいたりして・・・

なんだか生きるって大変だな、とおもいました。
寒くなるけど、みんな頑張れ!

そして、おやちゃいたちをじっくり観察していたら、あることを発見!
みてください・・・


なんだか、森のようじゃないですか?
おやちゃいの森。
虫たちからみたら、こうみえるんでしょうか?

生きものと私たちのオアシス、おやちゃい畑。
これからも、すくすくと育つのをお手伝いできるよう頑張ります!



※野草たちの中に、外来種のアメリカイヌホオズキ、アオゲイトウがいたので、刈りました。
ちゃんとした管理も、とても大事ですね。

10月31日わくわく種まき♪

種まきは、貴船小学校のトワイライトスクールの子供達と協力して行いました。
近所の子供達も集まってくれて、大人と子供と、20名程で、これからを想いながら種まきをしました。

講師はお世話になります!園芸家の加藤先生です。
いろいろ教わりながらの種まきとなりました。
こどもたちが、自分で自由にウネをつくり(今回はコンクリートに囲まれた花壇ということで、水の通り道としてウネをつくりました◎)、
うねうねのウネを通りながら、丸かいてチョン♪と種まきをしました。
土ってきもちいいね
種っていろんな形があるんだね

そんな声がきこえて、『生物多様性』は、自然と体験から感じ、気づいていくものなんだな、とおもいました。


息を吸ってみてください。


では、息をとめてみてください。



ぷはっ!
息とめるって、とっても苦しいですよね。
空気って大事なんだなと感じます。
ではこの空気、どこからきているのでしょう???

人間?
つくれません。

地球?
うーん・・・

植物?
・・・そうだ!植物しか、私達が生きるためにかかせない空気をつくれないのです。

生きものみんなの植物
生きものみんなのおやちゃい

大事に大事に育ててつながっていきましょう。

おやちゃいプロジェクト第二段・・・始動!!!

10月31日土曜日に、ハロウィンならぬ、種まきをしました!!!
(何もかかってなくてすみません・・・)
一週間前に、学校の花壇の土作りを行いました。
これは、カチカチの砂場をふわふわの土に変えていくため。

微生物の力おそるべし・・・!!!
目には見えないけれど、私たちになくてはならない大事な存在だと改めて認識しました。

そんな微生物の力を引き出すために、
鶏糞、牛糞、菜種アブラカス・・・




自然のちからは偉大です。
before
after
and after...
自然の力は偉大です。
いきものも子供も呼び寄せます。
おたのしみに~☆



洗堰緑地イベント☆

10月17日に洗堰緑地のビオトープにて、城北ライオンズクラブさんによるイベントが開催されました!!!













ビオトープ池の水を半分以上抜き、いきもの調査と外来生物の駆除・・・

わたしたち人間が広めたんですよね。 駆除という言葉、なくなるといいです。

いきものいっぱい♪皆が夢中でさかなをおいかけました。






さわる、感じる。
ここから、「いのち」というものを学んでいくんだな、としみじみ感じました。

そして、池周りでは・・・種まき!

いろいろな植物があれば、いろいろないきものがやってくる。。。
そんないきもののつながりをみられる日がきますように
・・夢をみながら、種まきをしました◎

他にも、いきもの観察会! 日本に昔から親しまれているメダカ。
メダカに似た外来生物のカダヤシとの違いとは・・・?

さらに、地域の方による投網講座!
とってもかっこよかったですv
地元の皆様も一生懸命みていらっしゃいました。
(写真は芝生で練習中)

いきものを触ることを通して、興味や発見、驚きを体験していただけたと思います。
ご協力いただいたみなさん、ありがとうございました!

2009年10月28日水曜日

新しいホームページ

ドメイン取得に伴い,新しいホームページを作りました

http://nabiod.jp/

よろしくお願いします

2009年10月8日木曜日

「おやちゃい」ってなんだ!

今月12日に、COP10一周年前フォーラムとして、イベントがあります。
そこで、この「おやちゃいプロジェクト」について、お話する機会をいただきました◎
昨日、台風の前のおやちゃいたちをみた後、その打ち合わせがありました。

今まで長い経験の中で、「生物多様性」について考え、行動してきた方々の前で、
この「おやちゃいプロジェクト」について説明させていただきました。

そこであがった声…

「お野菜を『おやちゃい』ということは、
お野菜を一生懸命育てている農家の方々からしたら、
ふざけてる!と思うのではないか?」

「世界の半分の人々が飢えで苦しむ中、虫に食べさせるための野菜があっていいのか?」


まさに、その通りだと感じました。
私達は、このことを忘れてこのプロジェクトをやっては決していけないんだ、と思いました。

自分達が生きるために一生懸命お野菜をつくっている方々や、
食べ物がなくて、飢え苦しんでいる方々がたくさんいるこの世界で、
私たち日本人の多くは、野菜の花を愛でたこともなく、野菜の育つ過程を知ることもない…。

元の種がいつの間にか外国産になっても気づかない。

けれど、お店に行けば何でも手に入る。

そんな私たちは、生きているのではなく、生かされているのかもしれないと思いました。



打ち合わせの帰り道、貴船学区の方が話してくださいました。

「終戦直後は、グラウンドを耕して、さつまいもを植えたもの。
野菜は贅沢品で、食べられる野草を探して食べていた。

そんな時代を経験したからこそ、わたしたちは、‘生きる’術を知っている。

けれど、わたしの孫が大人になり、もし何もなくなったとき、
孫達は‘生きる’ことができるだろうか?
‘生きる’術を知っているだろうか?」

この『おやちゃい』プロジェクトは、まさに日本の今の課題なんだと強く感じます。
私たちがいかに恵まれているか、生かされているか。
そして、いかに今の状態が恐ろしいことか…
それをこのプロジェクトから伝えていかなくてはいけません。

「おやちゃい」というかわいい名前に隠された本当の意味を、
改めて心に刻んだ一日でした。


いきもののつながり、普段なにげなく食べているお野菜の一生を
みながら、想いながら。

‘生きる’ことを感じてください。

なごや環境大学「ビオトープ・ガーデン」講座②開催しました!

先週10月3日に、
なごや環境大学「ビオトープ・ガーデン」講座②を開催しました!
今回は、園芸家で、お野菜育てのプロである加藤先生にお越しいただきました。



テーマは「野草」ということで、普段あまり目を向けにくいお庭の北側…
そう!「日陰のお庭づくり」ということで、講座をしていただきました。

今回は、実習講座ということで.....
じゃ~ん!!!



先生のおうちから、苗を採ってきていただきました!!!!!
加藤先生、ありがとうございます!

中は、

『キチジョウソウ』…お家に吉(よいこと)があると花が咲く!(とか、咲くときは咲くもんだとか…)

『リュウノヒゲ』…龍のヒゲのように細くて長い。

『シロバナサギゴケ』…かわいいです。小さなお花が咲いていました。

『タツナミソウ』…小さいけれど「タツナミ」といえば!ドラゴンズファンにはたまらない野草です。

など普段見逃しているかわいい野草たちばかり。


その後、参加者の方々には、
ポットに土を入れ、苗を植えていただきました。
みなさん真剣です!
というのも、持ち帰り用のポットなので、少し小さめなのです。
帰ってから植え替えていただくということで…
野草たちには窮屈ですが、少しの我慢です。


どれもみなさん喜んでみえました。
みなさんには、雑草ではなく、野草として、
可憐な花や美しい葉っぱに親しむ目をつくっていただけたと思います。

横に広がっていくものや、上に伸びていくもの…色々です。
多様な野草の生える、日陰のオアシスができるのが楽しみですね!



次回はまたまた実習型の講座を予定しています。
加藤先生の明るくておちゃめなオーラを感じながら、
「生物多様性」をキーワードに、できることからはじめましょう!


ビオトープ・ガーデン・コンクールもご応募おまちしております☆